家族が仲良くなる使い勝手の良い間取り

時代が求める間取りを

これまでの戸建て住宅は、玄関のすぐ近くに階段があり、誰にも会わずに2階へ行ける間取りが一般的でした。廊下や家事導線の使い勝手が悪い家もよく見られました。
また、お子様は自分の部屋にこもって勉強したりするスタイルが当たり前の時代でした。

昨今はこうした従来型の間取りに不満を持っている方が増えていますが、それでも今なお、多くの新築一戸建てが従来型の間取りを採用しているのも事実です。

「リビング階段」が仲良し家族のトレンド

その中で最近増えているのが、リビングやダイニングに2階への階段を配置する間取り、いわゆる「リビング階段」です。
こうすることで、各自が2階の個室に行き来するのにもリビングやダイニングを通ることになります。ご家族の動線が集中するため、皆様が顔を合わせやすくなるでしょう。

こうした間取りは、共働きのご家族や、個々の生活サイクルが異なるご家族にとって、大切なコミュニケーションのきっかけ作りになります。
実際、お客様の中にも、お子様は必ずリビングにいるご家族の前を通って子供部屋に行くというプランを希望されるご家族が最近は増えています。

しかし、このリビング階段にも注意点があります。
階段のスペースをとる分リビングが広くなるため、家の断熱性能が低いと、冬はリビングやダイビングが寒くなります。
これからの家は、高断熱の住宅にしないといけないということです。

夫婦共働き時代、お母さんは仕事と家事で時間がない!

働くお母さんは、仕事に家事に大忙し。限られた時間であれもこれもとなると、イライラするのも分かります。
家族がストレスなく仲良く暮らすためには、何といってもお母さんの毎日の家事負担を少しでも軽減することが重要課題。逆に、家事が不便になるような間取りは、「家族が仲良くなる間取り」とはとても言えません。

皆様も、せっかく新しく家を建てるのなら、同じ予算でもより使い勝手の良い、家族が仲良くなる間取りにしてほしいです。

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東陽住建株式会社 代表取締役社長 中井義也

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