2022年5月27日
東陽住建では家を建てる際の床や土台、大黒柱などに東濃ヒノキの赤身の部分を使用しています。
ではそもそも木の赤身の部分とはいったい何なのでしょうか?
木材の赤身の部分とは?
木材の赤身とは木の芯に近いような部分で赤色のような色をしています。
木には白い部分はしらた(白太)、木の赤い部分は赤身のほかに(心材)という名前がついています。
東洋住建の家づくりに使用されている赤身の部分はすでに木の中の細胞の活動がストップしているため水分の通り道も閉鎖されており一度乾燥すると水分を吸湿しにくいのです。
また、白太から成長し赤身に変わる時に虫やカビから身を守る成分が赤身の部分には貯えられているため腐朽菌やシロアリなどの害虫にもとても強いのです!
そのため東陽住建では家を建てる際の基礎の部分や水廻りに木の赤身を多く使っています。
ではこの赤身ができていくメカニズムはどのようになっているのでしょうか?
木の赤身の作られ方
そもそも木には年輪というものがあり木が春から夏にかけて大きく成長し、夏の終わりから秋にかけて成長が緻密になることで作られます。
また、木が成長するとともに年輪も徐々に増えていきます。この年輪の太さや大きさは木の種類や品種、木の育てられた環境で変化します。
東白川村で作られている東濃ヒノキの場合は気候が冷涼なため木の年輪の目は細かくなっています。
このように木の成長によって年輪は増えていきます。そして木の周辺にある細胞はまだ生きており毎年外側に新しい細胞ができて木の内部の部分は成長が止まります。その成長の止まった木の内部の部分に含まれていた化学物質に変化が起き、色が濃くなって赤身の部分となります。
このように長い年月をかけてできた赤身を東陽住建では多く取り入れて家を建てます。
そのため家が完成した際にもお客様が満足される素敵な木の家が作れるのです!
また、使用しているヒノキは自然乾燥で仕上げられているため木の色、つや、香りを損なうことなく家を建てられます!
自分もこんな木にこだわった家に住んでみたいと思います…!