2017年9月4日
一宮市で東白川村の東農ひのきを使用して木の家を造っている東陽住建の中井 修です。
東陽住建は木を多く使用した家を造っていますので林業業者とも関わり合う事が多くあります。
私達は岐阜県白川村を始め、東白川村森林組合様、東白川製材協同組合様と直接色々な点で支援協力を頂いています。そのおかげで国の推薦する農商工連携事業にも国から認定された耐震シェルター工法の住宅を現在も建てさせて頂いています。
私たち東陽住建はこの事業認定の事もあり東白川村とは大変かかわりが深くなっています。
5月には東白川村との包括提携協定を締結させて頂き、さらに連携を深めています。
その事業の一つに東白川村豊かな森づくり基金にも協力しながら毎年5月には、東陽住建が東白川村植林ツアーも行います。
皆さんもご承知のとおり、日本は世界有数の森林国。国土の約66%が森林であり、其の内約40%が人の手により管理された人工林当たります。そこに生えている樹木のうち、十分に成長したものを伐採しなければ環境に悪い影響がでる恐れがあります。
なぜかというと光合成の逆作用がおきてしまうからなのです。木は本来、光のエネルギーを利用して、吸収した水と二酸化炭素から、みずからの成長に必要な炭水化物をつくりだします。この時二酸化炭素と同量の酸素が放出されます。これが光合成の働きです。しかし、老木になるとこの働きが衰え、しまいにはCO2を放出するようになってしまいます。
そこで間伐や枝打ちなどを行なったり十分成長した木を伐採して、木造住宅や家具などの材料として長く活用していくことが大切です。伐った後には苗木を植えて、次のCO2吸収の担い手となる森林を育てていかなければなりません。この尽きる事がない資源の循環が地球環境を守るのです。木を伐採することは環境破壊ではないのです。
木を切ることは、逆に環境保全になり私達も国産材を80%~95%まで高めています。
だから少しでも環境保全のなるように植林ツアーもおこなっているのです。
東陽住建株式会社
会長 中井 修