2020年3月11日
目にとめてくれてありがとうございます。
東陽住建の中井義也です。
今日は、3月11日
東日本大震災から9年となりました。
様々な方が、様々な思いで、
迎えられている日になっていると
思います。
私は、この震災が起きた日のことを痛烈に
覚えています。
2011年3月11日。私は、お客様のお住まいに
向かっている途中で、地震を感じました。
この日は、お客様のご新築の契約の日。
私は、状況がわからずも、
お客様とテレビを見ながら、
本当に現実か?と思えるような
状況と、お客様と、出来上がる家の
お話をするという状況。
お客様と一緒に
災害時のことを確認したり、今後の家づくりの
あり方をお話しました。
それから様々なボランティアを通じて、
支援したり、地元で震災時に備える講座を開いたりしましたが、
1年経ち、福島の地を
訪れ、その状況に涙が止まらなかったのを
思い出すだけでも涙があふれてきます。
住宅に携わる者として、
この日は、忘れてはいけないし、
もう、忘れてはいけないではなく、
いつもを感じて備えておかないといけない。
そう思います。
実際のところ、いつも震災のことを
考えていることは、難しいし、
心理学者さんから聞いても、
人間は、そういうようにできていないようです。
正しく恐れるといいますが、
人は、こういった災害時にどうなるかという
データでみると、
戦う。立ち向かう。
止まる。
逃げる。
のうち、ほとんどが止まって
しまうそうです。
でも、もし、この経験から、
避難所がどこで、
災害時にはこうして、備蓄の食糧も。。。
家族の連絡方法や仕事のこと。。。
正しく恐れて、ちゃんと
そういう準備ができていて、
対応ができる状態にすることができていたら。。。
忘れるではなく、いつもになっていたら。
今、私たちがすべきことだと思います。
そして、今もなお苦境の中にいらっしゃる方が、
ふっと周りを見渡した時に、勇気づけられる存在であるよう、
目の前のことに一生懸命取り組むことだと
私は、考えていますし、そう生きていこうと思っています。
さて、今、目に見えない敵との戦いに
私たちはさらされています。
コロナウィルスです。
この戦いがいつまで続くか?
わかりません。
学校は、休校になり、
世の中が、どんどん変わっていきます。
子供たちだけ見ても本当に大変です。
出かけるのもはばかられ、
なおかつ目に見えないからこそ、
防御しなければならない。
とてもストレスがたまります。
周りの判断も尊重しなければならないし、
子供たちを守らないといけない。
お母様方の心配の声をたくさん
お聞きします。
このウィルスがどう収束するかは、
わかりませんが、
今、止まるべきではなく、
私たち東陽住建も今できることを、
精いっぱい行ってまいります。
3月末には、相談会も実施しします。
この状況の中、大事なことは、
普段できないことをやっておくことも大切だと思いますし、
お家のことは、後回しにはしないでほしいのです。
後回しにすれば、その分、劣化もするし、
よい家、快適な家に住むという機会も奪われます。
もし、お住まいでお困りのことは、
ぜひ、この相談会を
ご利用いただけたらと思います。
もう一つ、
震災もこのウィルスもそうですが、
その後に何が起こるのか、どうなって
いくのかが、本当に大事だと思います。
アフターコロナ。
いろんな方が、いろいろと
おっしゃっていますが、
お話を聞いて、
わかることがあります。
『家での過ごし方が変わる』
自宅勤務という流れが急速に
進みますが、実際にその場所は?
子供たちがいる中で、仕事に集中できる
環境が整うか?
これからは、ある程度空間的に遮断された
書斎コーナーや書斎部屋などを考える
時代になっていくのだと思います。
家族の場だけでなく、仕事の場としても
家の役割が増えてきます。
また、24時間家で過ごす。
ということを考えると、
〇体を動かすこと。
〇娯楽
〇映像系の楽しみ方。
〇学習の場
の作り方は、間取りに影響します。
体を休めるということを
考えると、
「寝室」の作り方も大事です。
カーテンや、部屋の内装のしつらえも
考えなければいけないです。
ON・OFFの取り方も
家の中でどうやって取るか?
過ごし方も変わるでしょう。
そして、
もう少し大きな視点で見ると、
「健康になる」
ということを考えなければ
いけないです。
今までの日本の家づくりは、
家にいて「害」がないという
考え方が、一般的でした。
私は、これからは、
その家にいるからこそ、
「健康になる」
という考え方の家づくりが、
重要になると考えています。
私たちの暮らし方が変わる。
こんな時だからこそ、
もう一度、
家づくりのそもそもの本質。
「笑顔あふれる健康幸せ家族」
に家づくりやリフォームを通じて、
どうやってなっていくのか?
そして、もっと大事だと思うのは、
「いつもがもっとしあわせ」
であることが、
それが、家の中にあるということが、
大切だと痛感します。
いつもがもっとしあわせ。
私たちは、非日常のことは、
どうしても忘れがちになります。
それは、そうしないと、精神が
持ちこたえられないし、守ろうと
するからでしょう。
だからこそ、
忘れないではなく、いつも。
いつもが、安全であり、安心できるもので、
ちゃんと、備わっている。
だからこそ、心の平穏があり、
そして、家も、家族が健康になっていく家だから、
家にいることが、もっとしあわせにつながる。
『いつもがもっとしあわせ』
いつもが、いつも
しあわせであること。
私たち暮らしと住まいに携わる者が
いつも守ると心に誓い、
これからも東陽住建は、
「もっと人と自然にやさしく」
「いいものしかつくらない。いいことしかしない」
を実践してまいります。
長文読んでいただいて
ありがとうございます。
2020年3月11日
東陽住建株式会社
代表取締役 中井 義也