木がない!? - 東陽住建-愛知の注文住宅工務店

2013年12月5日

「木がない!?」

今、ほとんど伝わっていない
あることが、問題になりつつあります。

実は、「木がない」のです。

あれだけ山には、木が生えて、
いるのにもかかわらず、そして、
使われないと、いっていたのにも
かかわらず、今、木材が不足しています。

これには、国の政策と日本の林業が
密接にかかわった、「ミスマッチ」が
おきているのです。

民主党時代、林業者は、山から木を一定量
出さないと、補助金がもらえませんでした。

この政策は、木材をたくさん使うのには、
有効だったのですが、一定量出さないと、
もらえないため、運びだしやすく、経費のかからない、
近くの山ばかり、木を切り、遠くの山の手入れを
することができませんでした。

そして、政権が自民党に移ります。
自民党は、野党時代、林業者にいろいろと調査
して、聞いて廻ったそうです。その上で出てきた
政策は、民主党時代の1/3の木の量で、満額の補助金が
できるようになりました。

そして、もうひとつが、
近い山と遠い山の問題を解決するため、
「切り出し間伐」というのを自民党は認めるように
しています。

「木は、同じなんだけど、実際は、
ぜんぜん、違うんだよ!」

山で働く方はいいます。
道路から近い山であれば、簡単に切り出しができ、
遠い山から出せば、その分運賃がかかってしまい、
赤字になります。

そうなれば遠い山は手入れされずに、
荒れていくばかりなのです。

だから、自民党は、切り出し間伐を認めて、
山の手入れに手をつけたのです。

今、多くの林業者は、今まで手を
つけれなかった遠くの山に手をつけています。

切り出し間伐とは、木を切ったままで、
山に放置されるので、その木は、利用される
ことはありません。

そして、今、消費税の駆け込みの影響で、
住宅新築数が増え、木材の利用が増え、
また、木材利用ポイントなども影響し、
木材の需要が増えました。

でも、市場には、木がないのです。

山に木はあるのに、切っているのに
運び出すことができずに、放置されているのです。
市場には、木が足らないのに。。。

根本の問題は、

「林業は、補助金に合わせて動いている」

ということがあげられます。
これでは、いつまでたっても問題は解決
されていきません。

需要があって、山が動くというサイクルが
できないといけないのです。

今のままでは、需要があっても
林業者は赤字なので、補助金に合わせて
動くしかありません。

では、この問題を解決するには、
どうすればいいでしょう。

①木材の価値を見直すことです。

木のよさというのは、まだまだ
伝わっていないと思います。

これは、林業者や住宅事業者も
含めて責任があるでしょう。

木に携わる人は、その魅力を伝える
ためによりいっそう努力する必要が
あると思います。

そして、一般の消費者の方も
木がいいなぁということは、感じて
いただいていると思います。

その本質を知っていただけたら
うれしく思います。

②木の価格の見直し

木の価格は、この20年で大きく
変わっています。

輸入材、集成材などが入り、大きく
市場が変わってきました。
その市場に釣られて、木材の価値は、
変わってしまいました。

今の木材の価値は、流通経費と管理費用を入れれば
実際は、ほぼ0になってしまいます。

日本の森を守るためには、木の価格の
見直しが必要です。価値が見直されて、
そのよさを伝え、価格を見直していく必要が
あるでしょう。

③自然環境について

地球全体とはいいません。
まずは、足元の
日本を見ていかなければなりません。

山を守ることで、川がきれいになり、
海が潤います。

生命の循環です。

その循環を守るためには、
健全で無理のない循環が必要でしょう。

木が使われ、山が適正に管理され、
価値の高い木が育ち、その売り上げが
山に使われる。

そういう循環によって、山は
森は、守られていきます。

価値や価格を見直し、そして日本の
森を守る。

そうすることで、日本のエネルギーや
環境の問題が、前進していきます。

私たちは、日本の森を守るプロジェクト
として活動していますが、木の問題を
伝えたり、木の価値を伝え、そして、
実際に木を使うことを進め、森を豊かに
する運動を循環をしています。

単純に価格を上げるということでは
市場の競争に負け、日本の森は、
さらに荒廃してしまうに違いありません。

だからこそ、今、木の価値を
改めて見直し、森の大切さや
木のよさを広くそして、強く伝えて
いこうと思います。

日本の森を守るプロジェクトでは、
さまざまな木に関する問題を取り扱って
います。

木の問題は、多くの方にとっては、
非日常の問題です。

だからこそ、ちょっとだけでも
いいのです。木のことを気にしてみる。
日本の森が抱えている、自然が抱えている
問題を知っていただくことが、大切だと
思います。

ぜひ、伝わればうれしいです!!

プロフィール

名前
中井 義也
住まい
愛知県

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