今日の一言漢字シリーズ「習」 - 東陽住建-愛知の注文住宅工務店

2013年12月5日

今日の一言漢字シリーズ。

「 習 」

この「習」という漢字は、
上の部分の羽は、鳥が何度も
羽ばたいて飛ぶように、同じことを
何度も繰り返すことを表す。

下の白は、告白・敬白というように
包み隠さずハッキリと「申し述べる」
ことを言う。

つまり、「習」とは、
同じ動作を何度も繰り返すことに
よって、それを身につけ、
人にその技術をハッキリ、間違いなく
伝えるまでになることである。

————————-

家づくりには、様々なトラブルが
あります。

その多くは、勘違いや言った言わない
など、行き違いによるものです。

例えば。。。
ご相談事例とその回答を紹介します。

【 違うものが取り付けられていました。】

現在新築を建てています。
先日現場の状況を見に行くと、
二階の窓のサイズが頼んでいたものと
違うものが取り付けてありました。

工務店に確認すると、「こちらの
発注ミスで違う窓を取り付けてしまいました。
もう変更できません。すいません。」と
言われました。

「そうですか。」と言ったもののやはり
がっかりしました。

このまま泣き寝入りなりますか?

【ご回答】

ご新築中のトラブルとお伺いしました。

窓のサイズが、違うものが発注され、取り付け
られていたということですが、今後もご注意が
必要です。

まず、最初にすべきなのは、
今後同じことが起こらないように、発注関係
設備、建具、床材。。。などなど、
もう一度、確認しながら、進めていかれるのが、
いいでしょう。

また、頼んでいたものと違うということは、
その分、ご相談者様は、不利益を被っておられます。

ですので、こういった際は、

・現状までのお打ち合わせ履歴(窓について)
・今後についても同じようなことが起きないか?
・具体的にどうしてほしいか?

を明確にしながら、担当者の方にお話されるのが、
いいでしょう。

具体的な数字については、お答えできませんが、
窓の金額の差額分やそれで、我慢しなければならない
お気持ちなども含めて、まずは、どうしてほしいのかを
ご相談者様がお決めになり、要求されるのが、いいでしょう。

別の形でもいいですし、現金としてでもいいでしょう。
ただ、お気持ちをしっかりと伝えるというのが、
大切です。

残念な気持ち、不安な気持ちをお伝えして、
今後の進め方もあわせて、お話してみてください。

こういったトラブルは、最初に
書面化しておけば、ほとんどは、
防げるトラブルです。

「習」という文字にもありますが、
しっかりとお互いがわかるまで、確認しあい、
伝わったことを確認するのは、事業者も
そして、お施主様も必要なんだと
思います。

何回もちゃんと言う。これが、習うと
言う字の本当の意味ですね。

ご参考になれば、うれしいです。

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プロフィール

名前
中井 義也
住まい
愛知県

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