2013年8月25日
『 可能性 』
「いつかくる。その時のために。。。」
本日、愛知県一宮市では、一宮市
総合防災訓練が行われる予定でしたが、
雨のため、中止となってしまいました。
ただ、i-wave(FMいちのみや)では、
「やがて来る災害に備える~地域防災の心得」
という防災特別番組を放送していて、
ゲスト出演してきました。
いつか来るという、可能性のために、
今から、準備、備えをしていかなければ
なりません。
今日お話しした内容を私自身も記録に
とどめておきたいので、この場を
利用させてください。
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「今、取り組むべき防災について」
防災というと、いろいろな
意味があげられます。
一人一人が自ら取り組む「自助」
地域や身近にいる人同士が助け合い取り組む「共助」
国や地方公共団体などが取り組む「公助」
どれも、重要なのですが、
今、国は、何が重要だと
いっているかというと、
「減災」
災害による被害をできるだけ少なくする。
そのために、重要なのは、「自助」
自ら、災害に備えておくということを
実施しないといけないのです。
その、具体的な対策は、
「安全にする」
ということです。
①自分が安全かどうか確認する
●ハザードマップを確認しておく。
ハザードマップは、災害がおきたとき
どのような被害が起きるかを想定したときの
ものですが、東日本大震災では、それ以上の
被害が起きました。
大切なのは、
・想定を信じない
・被害が起きたとき、その状況で最善をつくす
・率先して避難者になる
ということです。
●避難場所、逃げる場所、日頃から家族で
確認しておくことも大切でしょう。
②家具の転倒
この近年の大地震で、家具転倒による
被害は、29.4%~40%でした。
しかし、現在、対策されている家庭は、
25%ほど。
家具は、必ず倒れるものとして、
考えておくのがいいでしょう。
固定金物は、ちゃんと効果のある
取付方法が決まっています。
ちゃんと確認して、効果のある利用を
しましょう。
③家を安全にしておく
●家で災害が起きたとき、
どうしておくかは、ちゃんと決めておかなければ
なりません。
●自分の家について、よく知っておくのも
大切です。
・ご自宅にある、設備・家具類が、
どのような対策が取られてあるか、
確認しておきましょう。
・メンテナンス、点検をしておきましょう。
家というのは、壊れているところ、
弱っているところから壊れていきます。
定期的に、メンテナンスを
行っていくことが重要です。
・防災のお金についても日頃から
考えておきましょう。
住まいのメンテナンス費や防災の備えに
ついては、定期的にお金がかかります。
こういった費用は、日頃から、
考えておくことが必要です。
将来の可能性に備えて準備しておかれるのが
いいでしょう。
・火災保険や地震保険も確認しましょう。
実際に被害にあわれたとき、実際には、
お金が必要になります。
そうした場合、保険は、備えておくために
重要な選択となるでしょう。
ご自身が今、どんな保険に入っていて、
どのような保険が出るか?
しっかりと確認されておくのがいいでしょう。
安全にするために
①自分が安全かどうか確認する
②家具の転倒
③家を安全にしておく
この3つを確認しておきましょう。
また、合わせて、耐震についても
考えていきましょう。
S56年5月31日以前の住宅は、
建築基準法改正前のお住まいと
なりますので、耐震補強が必要になる
ケースが多いです。
補強には、いろいろな方法が
ありますが、お住まいに合わせて
効果的な方法があります。
それを知るためにも、上記に
当てはまる方は、市町村で
行われている、無料の耐震診断を
受けられるのをお勧めいたします。
今後、備えておくためにも
いずれは、対策が必要です。
今、消費税が上がるのだと
思いますが、焦ってする必要は
ありません。
ただ、自分のお住まいの状態を、
ちゃんと確認しておくのは、
重要ですので、市役所が行う
無料の耐震診断をお勧めします。
「いつか来るその時のために」
今から、備えて、いざというときに
被害を減らす「減災」について、
今一度、ご家族で、地域で話し合って
みてください。
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上記のような内容を
お話ししました。
ラジオは、災害時、とても有効な
情報伝達手段だと思います。
今日は、雨で、一宮市の防災訓練は行われ
ませんでしたが、ご家族皆さんで、
考えるには、いい機会です。
ご家族で集まった時、
そういった話題のきっかけに
なればうれしいです。
読んでいただいてありがとうございます。
ステキな日曜日をお過ごしください。