2013年3月22日
「 正しく恐れる 」
「地震って、どうしようもないやろ?」
「起きたら起きた時や」
中部地方には、私が生まれてから、
大きな被害のある地震というのは、記憶が
ありません。
その分、地震に対する警戒心というのは、
もしかしたら、弱いのかもしれません。
ただ、そんな思いを昨日の
中日新聞の南海トラフ
地震の記事は、ぞっとして
払拭させるものだったと思います。
総被害額は、220兆。
その中でも愛知県が、直接的被害が
一番大きく、30兆7,000億との予測が
されています。
こういったのは、データであり、
東日本大震災での例をとれは、
今も困難な状況の中にある方も多数の
方がいて、その状況を考えれば、予想を
はるかに超える困難が待ち受けている
といえると思います。
NHKでこのニュースを紹介していた時。
これは、データであるが、
「正しく恐れる」
ことが必要だと専門家の方が
おっしゃっていました。
正しく恐れる。
それは、このデータを見て
ちゃんと地震のことを意識し、
備えることが必要だということだと
思います。
3月11日にFMいちのみやで放送された
震災特別番組に出演した際、備えることに
ついて、建築屋という側面で
①ハザードマップを見て家族で話し合う
②自分の家について知る
③家の中の安全について考える
④地域のコミュニケーションについて考える
ということお話ししてきました。
今からできることは、
たくさんあります。
私も建築業を行っているものとして、
地震とは、常に向き合っていこう。
そして、情報を発信し続け、
「正しく恐れる」
ことを、忘れないようにしたいと
思います。