やっと始まるある制度について - 東陽住建-愛知の注文住宅工務店

2013年3月13日

日本の森を守るプロジェクト

「 お~やっとはじまったなぁ~。 」

友人の木材業者との話しです。
先日、発表がありましたが、国産材を使った
製品を使うと、ポイントが付与されるという
制度が4月1日から始まるようです。

この制度、具体的な森を守る活動の一環と
なるのでしょうが、画期的に使われるためには、
いくつか問題も解決・認識しておくことが必要です。

○家のつくり手と流通の問題。
最近は、集成材と呼ばれる製品のことを
言う方は少なくなりましたが、まだ、日本には、
多く流通して使われています。

国産材と比べ、価格の差や、品質の
安定を見ると、どうしてもそういったものを
つくり手側としては使いたいのでしょう。

これは、いいかえるとつくり手の選択の
問題とも言えます。

○魅力ある製品づくり。
木でつくられたものは、あたたかみもあり、
見た目もステキ。。。
でも、高かったり、デザインが限られたり、
好き・嫌いもあると思います。

国産材を使った家や製品のつくり手も
魅力ある製品を造り続けていくことが大切です。

○国産材のPR
林業者や国産材を使う業者は、国産材しかなかった
当時の時代から、その環境利益を充分得ていた時から
PR不足があったのかもしれません。
安い輸入材が入って、どうしてもその流れを止める
事ができませんでした。

国産材へのPRは、市町村や企業と連携して、
具体的に取り組んでいくのがいいでしょう。

○消費者への理解の徹底
前述のPRとも重なりますが、消費者の方への
国産材の良さ、そしてデメリット。

伝えるべきことはたくさんあります。
そういったことを積極的にオープンにして、
理解して頂くのも大切な事でしょう。

このポイント制度は、近日中にその詳細が発表
されるようですが、家を建てられる方や
木製品を買われる方には、ぜひ、利用されるのが
いいと思います。

この制度は、ポイントという名のお金がもらえる
ものですが、この制度で、国産材利用が推進できれば
多くの森が具体的に守られていくでしょう。

写真は、以前行った植林ツアーの時のもの。

この森が生き返るためには、あと50~80年以上で、
多くの人が、関わっていくことになります。

日本の森を守るプロジェクトもそうですが、
やはり、未来に「日本の木」というすばらしい
材料と、美しい自然の循環を残す。

やっと始まった制度も利用しつつ、
できることを、具体的に進めていこうと
改めて、この活動をしている仲間と
誓い合ったのです。

 

プロフィール

名前
中井 義也
住まい
愛知県

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東陽住建株式会社 代表取締役社長 中井義也

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