2012年9月27日
『 現役続行 』
私は、スイマー(競泳競技者)です。
小学校2年から、学生時代の全てを
水泳とともに歩んで来ました。
今日、あの北島康介選手が、
現役続行を表明しました。
彼を見ていると、本当に心が熱くなります。
競泳は、個人競技に分類されますが、
選手の周りの協力が本当に必要になります。
コーチ、マネージャー、補佐、両親
兄弟姉妹、スポンサー。。。
上げればきりがないですが、
周りが支えてくれています。
彼が、現役続行を発表できるのも
本当に周りのスタッフの方の
尽力のおかげでしょう。
ある中学生のスイマーの話があります。
中山和義さんが書かれた
『大切な人に贈りたい24の物語』の中で
紹介されています。
学生時代に競泳の選手だった父が、
子供に、「もっと早くなれるし、入賞できるから。。。」と
言われ続けていました。
中学の最後の大会父も応援に来たのですが、
結果が出ず、父もがっかりしていました。
そんなとき先生が、ベストタイム更新だね。
3年間よくやったとほめ、
父は、期待にこたえられなかったと謝る息子に、
「いつも一生懸命だった。期待にこたえてくれたよ。」
と声をかけ、息子をねぎらいました。
この男の子は、結果以上のものを手に入れたという話です。
写真は、このお話が、詳しく紹介されている本です。
多くの選手は、人に評価されるために、
いつの間にか、誰かの評価にこたえるために、
その競技人生を、終えていくことがあります。
家づくりも同業からの多くの評価を受けるために
大切なことを見失ってしまうことがあります。
大切なのは、「評価」ではなく、行っているのが、
自分の信念にそっていて、
ずれていないことだったり、
楽しいということなのだと感じます。
『信念を持ち、楽しく行う』
そうじゃないと、続きません。
北島選手の現役続行。彼の競技人生を
心から応援したいと思うのとともに、
私も家づくりやリフォームを強い信念とともに、
お客様をはじめ一緒に楽しみたいと思うのです。