2013年3月1日
日本の森を守るプロジェクト。
「あれが、選んだ大黒柱だね。」
今日、このプロジェクトに協力
いただいたお施主様の上棟でした。
ここまでにいくつもの道のりが
ありましたが、無事今日を迎える
ことができました。
このプロジェクトも始まって以来
数多くの方に、ご協力いただいて
います。
「木は何がいいのか①」(http://on.fb.me/148VXke)
「木は何がいいのか②」(http://on.fb.me/148Wa74)
で、木のことをお伝えしています。
日本の森を守るためにできることは
いくつかありますが、まずは、木のことを
知っていただくことだと思うのです。
ここに、「 木は何がいいのか?③ 」を発信
します。
木には、熱を通しにくい
という特性もあるのです。
金属やガラスのように熱を
伝えやすいものは触った時に
こちらの体温が奪われてしまうので、
ひんやりと冷たく感じます。
一方、木だと熱がそれほど奪われないので、
あたたかく感じます。
木の断熱性能が高いのは、
木の細胞の空洞の部分に、
空気がたくさん含まれているからです。
空気は、分子がまばらにしかないので、
熱が伝わりにくいという性質があります。
例えば、無垢の木を貼った床は足触り
がとてもよいのもその例です。
(一部森と木と人の暮らしより引用)
木は、熱を通しにくい。
家で考えると、万人の共通の思いは、
「夏涼しく、冬暖かい家」
日本という高温多湿の環境が、
長い間受け継いできた様々な工夫に
木の特性が生かされています。
今日、上棟されたお施主様も、
木のことを理解され、このプロジェクトに
ご参加され、家づくりを実現されました。
それとともに写真にあるような
樹齢120年を超える柱が使われ、
具体的に森が守られていきます。
森が守られると、山が守られ
川が守られ、海が守られる。
この一歩が生命の循環へとつながって
いるのです。
日本の森を守るプロジェクトは、
東白川村をはじめ、木の産地やつくり手
が協力し、具体的に森を守る活動を
しています。
この活動が、少しでも多くの方に
伝わればうれしいです。